楽天カードは家族カードともにずっと年会費無料で持つことができるクレジットカードなのですが、残念ながらETCカードの利用では年会費がかかってしまいます。
他社のクレジットカードでは本会員カードだけでなく、家族カードやETCカードなどのオプションサービスも無料となっているものもあるので、年会費を節約したいなら他社のカードを発行するという選択肢もアリと言えるでしょう。
しかし有料であることで一見デメリットに感じられますが、使いこなすことで逆にメリットになりうる可能性もあります!
今回は楽天カードで年会費有料となっているETCカードのデメリットや対策について解説していきたいと思います。
楽天カードではETCカードを無料で使えない!?
多くの方がご存知のとおり楽天カードは、年会費無料でお得な会員特典を利用することができるクレジットカードです。
家族カードも無料だしETCカードも無料で利用できるだろうと思って見てみたら、これだけが有料でおどろいた方もいらっしゃると思います。
ましてや無料ETCカードが目当てだったのにという方にしてみれば本当に残念でがっかりしたことでしょうね。
それではこの事実を踏まえた上でどのような対策を立てていけば良いのでしょうか。
◆他社で作る?有料でも申し込みする?
楽天カードのETCカードに申し込みした場合540円の年会費が発生してしまいます。
数々のメリットをもたらしてくれるクレジットカードが持つ数少ないデメリットであると言えます。
そもそもETCサービスを利用するのだってお金がかかるし、なるべくならお得に利用したいと考えるのが人情というもの。
選択肢としては他社のクレジットカードでETCカードを作るか、年会費有料であることも受け入れて申し込みするかの二択です。
そこで以下からは迷っている方々のために、それぞれの選択肢を取った場合について詳しく解説していきたいと思います。
楽天カードでETCカードを利用する場合
まずは有料でも楽天カードのETCカードを利用する選択を取った場合について解説していきたいと思います。
◆決して使いにくいサービスではない
確かに楽天カードではETCカードを利用する場合だと毎年540円の年会費がかかります。
しかし料金的にはかなり安価であり無茶な出費という額でも無いと言えます。
楽天カードではweb明細では無く紙の明細にすることでも手数料が取られますが、こちらは年間で984円になり明らかにETCカードよりも高額です。
有料と聞くと非常にマイナスなイメージが先行しますが、楽天が提供しているサービスの中では最も安価な有料サービスの内に入ると思われます。
◆ETCサービスの利用でポイントを貯められる!
そして一見デメリットに見えるこちらの有料サービスですが、年会費が無料でなくても実は簡単に元を取ることが可能です
楽天カードは利用する金額に応じて1.0%のポイント還元率を受けることができますが、ETCカードの利用でもポイント還元の対象になっています。
よって日常的に車を利用している人であれば、カード利用で元を取るどころかお釣りが来るほどのポイントを貯めることができると言えるのです。
◆カード利用で相殺どころか黒字になる!
ETCカードでは楽天カードのポイント還元率1.0%が適用されるので、カードを利用すれば100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントを貯めることができます。
つまり道路料金200円から全てポイントに換えることが可能となっているのです。
たとえば片道約500円の有料道路を車で月10往復した場合、往復分合わせて1年間で獲得できるポイントは1,200円分となります。
年会費が540円と考えると費用が帳消しとなるばかりか、ポイントが余るという非常にお得な結果となりましたね。
よって特に何もしなくても車をよく利用している人であれば、楽天カードのETCカードも実質年会費無料で利用することができると言えます。
楽天カードとは異なるカードに申し込みする場合
それでは次に他社カードに申し込みする場合について解説していきたいと思います。
◆車に乗る頻度が少ない人は他社カードも検討してみよう
楽天カードは一応有料となってはいますが、日常的によく車に乗っているのであればポイントで年会費を相殺するテクニックが使えるため実質年会費無料で利用することも可能です。
しかしそうでない場合は他社のクレジットカードに申し込みするのも手です。
◆交通費から黒字になるか計算してみよう
楽天カードの場合はETCカードの年会費が540円となっているので、一度車の利用で自分が払っている交通費からポイントを計算して比較してみましょう。
交通費の支払い額がわかればそこに1.0%をかけることで、還元されるポイントが算出できるので往復分と1年間分を算出すれば、年間いくらのポイントが獲得できるのかもわかります。
これらの計算で算出したポイントの数値が年会費を相殺できる額であれば、楽天カードでもETCカードを実質無料で利用することができるでしょう。
ポイントの数が黒字にならないのであればマイナスにしかならないので、無理をせず他社カードを検討してみてくださいね。
◆年会費の内容は目を皿にする勢いで確認しよう!
昨今の経済事情によるものなのか楽天カードのように、本会員カードが年会費無料でも家族カードやETCカードは有料となっているクレジットカードは結構見られます。
ETCサービスの利用を検討している場合は必ずクレジットカードの年会費の内容に細かく目を配っておくことをおすすめいたします。